2009年7月7日 株式会社アグリガイアシステムが
東京地裁へ民事再生法の適用を申請。
同日、子会社の株式会社北辰産業も民事再生法の適用を申請しました。

◆毎日新聞2009年7月8日の記事より

 約16億円の県費助成を受けて期限切れのコンビニ弁当などを飼料・堆肥(たいひ)化する事業を進めていた「アグリガイアシステム」(八街市、谷古宇浩之代表)が7日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。民間信用調査会社・東京商工リサーチ千葉支店によると負債総額は約40億円。

◆毎日新聞2009年7月11日の記事より

廃棄物運搬業「北辰産業」(佐倉市、谷古宇浩之社長)が東京地裁に民事再生手続きの開始を申し立てたことが10日分かった。民間信用調査会社の東京商工リサーチ千葉支店によると、申し立ては7日付で、負債総額は約7億3600万円。

◆帝国データバンクの大型倒産速報 「株式会社アグリガイアシステム」

「千葉」 (株)アグリガイアシステム(資本金1億8600万円、佐倉市大作2-4-1、登記面=八街市八街い77-171、代表谷古宇(やこう)浩之氏、従業員54名)は、6月30日に事業を停止していたが、会社側の発表によれば、7月7日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。
当社は、1997年(平成9年)6月に家電廃棄物収集運搬及びリサイクル販売を目的に設立された。設立後の稼働がなく休眠状態に入るが、2000年4月に環境リサイクル八千代(株)から現商号に変更し、事業目的も家電廃棄物収集運搬から生ゴミの堆肥化事業に変更した。2003年3月に八街市上砂に堆肥工場が完成し稼働開始。堆肥を利用した消臭剤の開発を行い、2004年4月から販売を開始した。

◆帝国データバンクの大型倒産速報 「株式会社北辰産業」

「千葉」 (株)北辰産業(資本金2300万円、佐倉市大作2-4-1、登記面=佐倉市宮小路町31、代表谷古宇浩之氏、従業員71名)は、7月7日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請、同日保全命令を受けた。事件番号は平成21年(再)第193号。

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株式会社アグリガイアシステムが千葉県八街市の循環型堆肥化センターで推進するリサイクルシステム「完全循環型食品リサイクル”エコラエフ”」は、平成19年度「食品リサイクル推進環境大臣賞」優秀賞を受賞しています。
いわば、行政のお墨付きを得ていたリサイクルシステムでした。
改正食品リサイクル法が公布された年で、環境省主催の食品リサイクル法説明会では、代表者の谷古宇氏の講演もありました。

その中で谷古宇氏が

排出事業者と処理事業者の取り組みは、いわば異業種間連携。
異業種間連携では”人間関係が全て”です。

と強調していたのが印象に残っています。

倒産の大きな要因は、
食品残渣が思ったよりも集まらなかったこと、と報道されています。
処理の工程にも問題が発生していたようですが、
「モノが集まらない」という最も基本的な問題は、
谷古宇氏が重要視していたはずの異業種間連携で、解決つかなかったのでしょうか。

循環型堆肥化センターを建設する際、
16億円の公金を支出した行政の評価に甘さは無かったのでしょうか。

排出事業者の責任はまったく無かったと言えるのでしょうか。

疑問が多く残ります。