産業廃棄物処理について・・・「企業の環境担当者の思い!その1」


EcologyWatcher宛に、民間企業の廃棄物担当者の方からコメントをいただきました。
勇気のある告白だと思います。匿名の投書ですが、真実の声が伝わってきます。
ここにご紹介したいと思います。

私は10年以上に渡り、企業の廃棄物処理の現場を担当してきた者として言葉では語りつくせないくらい、日々苦く苦しい体験をしてきました。

法律、環境、適正処理、不法投棄、処理場視察、コスト、住民問題、行政動向、行政指導、法律改正、焼却炉廃止、行政立入、処理場事故、処理場の倒産、分別、社員教育、安定型埋立、廃棄物海外輸出(アジア)、環境事故、リサイクル、ゼロエミ、マニフェスト、契約、許可証、マスコミ、そして廃棄物業界の裏側・・・

単語を並べるのはアッという間ですが、本当に苦労に苦労を重ねたつらい日々だったと実感しております。この思いは切実です。
今も企業の最前線で御活躍されている廃棄物担当者は、マニフェストを切る度に、何かに脅え、眠れぬつらい日々を過ごしている事と察します。
少なくとも私はそうでした。

埋立された廃棄物は絶対に消える事はありませんから、私は未来永劫当事者です。
加えて私は不法投棄(あとになって委託産廃業者の大規模な不法投棄の事実が発覚)の当事者ですから、不法投棄における地球環境汚染の加害者です。

現在の産業廃棄物処理の現場においては、当事者意識に欠けた方々が多くいる様に思います。昨今、廃棄処理技術の向上に伴い、この当事者間の意識低下は増し続けているというのが現状では無いでしょうか?

当事者同士の現場において、目の前に大きな問題点(これから肥大化するであろう問題点)があっても当事者同士がどこか目を瞑って容認し合い、問題が肥大化した時点で、初めて当事者同士が大騒ぎし、挙句の果てには当時者同士の責任転嫁が始まる。
すべてとは言いませんが、今の廃棄物処理の現場においては、そんな後手後手の傾向にあるように思えてなりません。


次回は 7月28日(月)
産業廃棄物処理について・・・「企業の環境担当者の思い!その2」