前回「トレーサビリティの保証①」(10月14日)からの続きです。

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前回は、リサイクルの適正トレーサビリティについてご紹介致しましたが、
今回は、適正処理価格について考えてみます。

「最近、産廃処理業界で不穏な動きが感じられる」

と、排出事業者様のご担当者からも、多くのご質問があります。

「極端に安価な処理価格を提示し、
アプローチしてくる産廃処理業者が増えてきた。
適正価格の範疇を超えていると思われる内容もあり、 
契約して本当に適正処理は大丈夫なの」  

との内容が多いです。

「低価格受注」の背景が、産廃処理業者の運営対策であれば
何の保証も無い一過性の苦し紛れ方策としか考えられない。
こんな時代だから 質より量(利より実)を取らざる得ないのかも知れません。

だから、それ以上に、
経済市況回復時の価格(コスト)の跳ね返りが心配です

排出事業者も一度削減した産廃処理価格を吊上げるには、
それ相当の社内での納得が必要になるのでしょうから、
慎重な回答を求められてきます。

処理価格が下がる事は良い方向と認識し、
処理委託契約通りに、適正にリサイクル処理が成されて行くかの担保を
求める方も出てきています。

  • 最終処分までのトレーサビリティの保証と、
  • 低価格になる裏付けを明確にしたい、

と言う考え方は当然だと思います。
この不況の中、各処理事業者間の受注競争が激化し、

  • 友好関係にある同業他社の紳士協定的領域侵犯の情報
  • 極端な低処理価格提示の背景の裏事情
  • 最終処分のトレーサビリティに疑問

・・・
コンサルタント業として、多くの情報が入ってまいります。

排出事業者様におかれましても情報の分析と
自社の環境方針を再確認する機会になると思われます。
CSRに基づく適切な判断がリスク回避に繋がります。

低価格提案にも適正処理のトレーサビリティの保証は有って然るべきと思います。
受入処理先のリサイクル/最終処分の保証と正当なコスト計算があり、
はじめて適正価格が出てくるものでしょう。
低価格だから、と逃げては通れません。

これこそ 適正価格のトレーサビリティ!

こんな混沌とした市場の中、

  • 何に正当性を導き出し
  • 何処に保証できる対策で備えるか
  • リスク性はしっかり把握し
  • 法令遵守と適正処理の精査・確約

が、今後 大きな命題になっていくでしょう。
不法な処分の無い、トレーサビリティが適正価格の保証を生む事を信じ。
今後もコンサル営業をして行きたいと考えています。


熊木隆一のコラム
次回は12月16日(水)に掲載します

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