前回「”環境”と”sustainability” その1」からの続きです。
諸外国で環境問題を語る時に
何故”Ecology”や”environment”ではなく“sustainability”という単語を使用するか、
それは『環境問題を克服していかなければ、今後私たちは、健康で安全な生活を持続していくことは出来なくなる』という危機感がベースにあるためだと私は感じています。
いま行動しなければ、自分の子供たちが将来苦しみ滅んでしまうという危機感、ファッション性の高い「エコ」という単語や、「減らそうゴミ、守ろう資源」といったフレーズとはかけ離れた世界観を”sustainability”という言葉自体が持っているとも言えましょう。
誰もが数年前なら考えもしなかった世界有数の名門投資銀行リーマンブラザーズの経営破綻、そして世界No1の保険会社AIGの実質国有化。このような激変する経済情勢の元で、一般企業は今まで通用してきたビジネスモデルにさほど修正を加えることなく、今後とも生き残っていけるものでしょうか?
ここ2年間で約2.5倍にまで価格が上昇してきた小麦。食料も原油や他の商品のように価格が暴騰するリスクはないのでしょうか?その時に日本国内で飢死にする人が出ないと誰が言い切れるのでしょうか?
ここ数年急速に社会環境が変化しており、経済活動においても確実にパラダイムシフトが発生している事に疑いの余地はありません。急速な社会環境の変化の中、今迄であれば通用した経験則が、急速に陳腐化し無用の長物と化しています。
この新潮流の中、日本人はどのようにして世界の中での地位を高めていくのか、また企業はいかにして社会環境の変化に即応し成長を持続していくのかを、根本から考え直さなければならない時期に来ています。
この状況下で、”Sustainability”という言葉、すなわち”持続可能性”は、一般市民のみならず企業にとっても重要な意味を持っています。企業の社会的責任(CSR)概念の拡大にも起因して、企業は環境側面に関連する活動として、
- ①排出物(廃棄物・排気・排気など)リスクの管理
- ②排出CO2量の削減
- ③エネルギー使用量の削減
を行わなければ、自ら存続し続けることが出来ない時代に入りつつあります。
①~③について具体的にお話ししましょう。
◇ ◇ バックナンバー ◇ ◇
「環境”と”sustainability”その1」
齋藤崇人のコラムは毎週金曜日に掲載します。
次回は10月3日(金)
「”環境”と”sustainability”その3」














