外国に住む人々と話をしていると、次のようにいわれることがよくあります。

「リユースではなくて、
リサイクルの方法を考えてもらえませんか?」と。

日本では廃棄物のリサイクル(広義)活動といいますと、
経済産業省が3R活動として推進しているとおり

  1. リデュース
  2. リユース
  3. リサイクル

という順番で推奨されますが、海外 特に欧州では少々事情が異なる様子です。

といいますのも彼の地では、リサイクル(広義)の優先順位を

リサイクル  >  リユース

と考える人が多いのです。
その理由は

「リユースされた物もいずれは廃棄となる。
すなわち、自分たちが廃棄する物が
リサイクルできるようになっていなければ、
例え現時点でリユースされたとしても、
将来的に高い環境負荷をもたらす廃棄物になってしまうので 
問題の繰り延べに過ぎない」

と考えているからです。
事象をとらえる視点の違い、そして時間軸の違いを
明確に見て取ることが出来ますね。

◇ ◇ ◇

「より質の高いリサイクルを目指して
この廃棄物のリユース化を図りたいんだけど、
何か良い方法はありませんか?」

との相談を受ける機会が非常に多いのですが、
私自身いつも迷いつつ色々な回答をしています。

  • CO2削減を基本方針としている会社の方には

          →比較的近場での燃料化処理
  • 3R活動を中心に考える方には

          →リユース処理、
  • リスク管理を重視されている場合には

          →確実な最終残渣処理が担保できる処理

を重視してご提案するケースが多いしょうか。更には

  • 先進的なアプローチを取られている方々には

          →LCA(ライフサイクルアセスメント)に優れた処理

などなど ご提案差し上げることもあります。

一口に「環境に優しく」といっても、
この「環境」という概念に様々な要素が含まれていますし、
中には相反する物もあるから難しい。

◇ ◇ ◇

今まで日本では

        「3R」

という側面が重視されていましたが、
今後は、方向性の正否に関わらず、

        「CO2削減」

という側面がますます強まってくることでしょう。そして更なる未来は

        「LCAへ」 ?

問題は、”どの要素”が、”どの時期”から、重視される始めるかですね。

この拙文をお読みいただいている皆様は今、

       ”何を目的として”、”どのような要素を重視” し、
       環境活動を行っておられるのでしょうか?

是非一度お考えください。


齋藤崇人のコラム
次回は 3月5日(金)に掲載します。